美酒立呑処 かもしか:蛍池の日本酒バーでおいしいお酒を飲み比べ

今夜はひとりでなにかおいしいものを食べるか飲むかしたいなあ…と思って「頭の中の食べ物屋さんリスト」をくるくるめくっていたある日の仕事帰り。

2016年の蛍池ハロウィンバルのときに、「12月オープン予定」と書かれた準備中のお店があったのをふと思い出したわたし。確か日本酒メインのスタンドバーだったような気がする…。

というわけで、「美酒立呑処かもしか」へさっそく行ってまいりました!

豊中市蛍池東町にある「美酒立呑処かもしか」

「美酒立呑処かもしか」は豊中市蛍池東町にあります。

場所はこちら。

阪急・大阪モノレール「蛍池駅」の駅前ビル「ルシオーレ」の1階にあります。

ルシオーレは二棟に分かれてるのですが、スタバコープの入っている北館ではなく、南館の1階です。北館と南館の間の道路沿い、パチンコ屋さんの近くにお店はありますよ。

スタンディング形式の日本酒メインのバー

「美酒立呑処かもしか」があるのは、以前は小さなお花屋さんが入っていたスペース。店内はL字型のカウンターのみのシンプルなバーです。

情報源: 『美酒立呑処かもしか』が開店しました。 | LUCiOLE

頑張れば10人くらいは入れるかな? 基本はスタンディングですが、声をかければイスも出してもらえるようです。

コンクリート打ちっぱなしの壁面や、コンクリートブロックを積んだ上に白木調の板を渡して作られたカウンターなど、とても簡素な造りながら、暖かい色の照明のせいか、不思議と落ち着く雰囲気です。

カウンター内のほぼ正方形の空間がけっこう広く取られていて、そのせいか狭い店内でも圧迫感なくゆったり過ごせます。キッチンまわりも広々使いやすそうで、なんだかおしゃれな友達のおうちに遊びに行っているみたいな気分です。

店主さんオススメの珍しいお酒とお酒に合う料理がおいしい!

「美酒立呑処かもしか」には、ビールやワイン、焼酎など、いろんな飲み物が用意されているようですが、なんといってもオススメなのはおいしい日本酒の数々

店主さんは日本酒が大好きで、特に珍しいお酒を集めるのがお好きなんだそうです。たぶん今飲めるのは日本中でもここだけかも、というお酒もありましたよ。

岡山 十八盛酒造の「ことのわ」 ふわっとさわやか!

あまり辛過ぎないお酒が好き、とざっくり好みを伝えて、店主さんが選んで下さったのは、岡山県の十八盛酒造の「ことのわ」 (特別純米 無濾過生原酒限定直汲み)。ジーンズの産地として有名な児島の酒蔵のお酒なので、ラベルはデニム地でできています。かわいい。

少しシュワッと発泡感があって、甘みもあるけどとっても爽やか。飲みやすくてやばい感じです。

フワーッとしたお酒に合う、ふんわり味の里芋ポテサラ

「ことのわ」と一緒いいただいたのは「カニ味噌と里芋のポテトサラダ」

普通のジャガイモのポテサラと違って主張しすぎない里芋のサラダは、ねっとりふんわり。すっきりしているのに爽やかすぎない「ことのわ」の味とピッタリです。

辛すぎないシャキシャキ玉ねぎがアクセントになっていて、そこにカニ味噌が乗っていたら、もう、日本酒に合わないわけはないのです。

次に頂いたのは、奈良県の美吉野醸造の「花巴」(水もと純米 無濾過生原酒)。桜で有名な吉野の酒蔵らしく桜の花があしらわれたラベルがおしゃれ。

奈良 美吉野醸造の「花巴」 こんな日本酒があっていいのか

グラスに注がれたお酒はほんのりと褐色で、口に含むと何とも言えない強烈なフルーツのような甘み! 日本酒というより、梅酒のような味なんです。

人によっては「パイナップルのような」と表現されるようですが、わたしは事前に店主さんから「梅の味がする」と刷り込まれていたからか、もう梅の味としか思えなくなってしまいましたw 酒蔵の名前と同じ「美吉野農園組合」というところでいつも梅を買って、梅酒にしたり梅干しを作ったりしていたので余計です。

また、実はこの「美吉野醸造」、以前車で吉野へ出かけときに前を通ったことがあって、ちょっと気になっていた酒蔵なんですよね。思わぬ出会い…。

濃い味のお酒にはちょっぴり特徴のあるお料理で

「花巴」と一緒にいただいたのは「蒸し鶏 食べるラー油のせ」。淡白だけど旨みたっぷりの蒸し鶏が、甘みの強いお酒とピッタリ。食べるラー油の甘辛味や、サクサクのフライドガーリックとの食感とも相性抜群でした。添えられたキュウリの千切りがいい箸休めになります。

「美酒立呑処かもしか」ではいろんなおいしいお酒をリーズナブルに飲み比べできるシステムになっています。

お酒の値段は3種類あり、いずれも半合と一合と選べます。一合のお値段は半合のちょうど倍。一合のお酒を飲み比べるのは大変ですが、半合だと何種類か試せそうですよね。一合は800円前後です。

また、酒の肴類も意外と種類が豊富でした。ナッツなどの渇きものあれば、塩焼きそばやカレーなんかもありましたよ。日本酒には絶対合う「いぶりがっこチーズ和え」は今度頼んでみようかな。食べものメニューは300円から400円くらいです。

ほんとはあんまり広めたくないような良店w

店主さんは付かず離れずの適度な距離で接客をされ、とっても居心地のいい感じです。人当たりの良さそうな男性店主さんでしたよ。

蛍池駅は住宅街にある地味な駅ですが、大阪モノレールと阪急宝塚線の乗換駅だったり、伊丹空港にも近く便利な場所です。お仕事帰りや出張などで近くのビジネスホテルに泊まってるみなさん、お酒好きならオススメのお店です。

ABOUTこの記事をかいた人

大阪北部に生まれ育ったのんびり屋です。
わたしが実際に、

*訪れてみた場所・お店
*食べたり、使ってみたもの
*ぼんやりと思った気持ち

などなどを好き勝手につづっています。

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2018年度阪急電鉄阪急電鉄『ブログdeバーチャル駅長』コーナーで阪急沿線のことについて紹介するブログを書かせていただきます。

2017年2月20日、有名ブロガーさんが発行する合同メルマガ『EdgeRank』へ寄稿させていただきました!
また、ライターとして月刊誌『CHINTAI 近畿版』にて、地域情報を紹介させていただいています!