男木島はほんとに猫島?:男木島で撮った猫の写真とともに解説します

香川県高松市沖に浮かぶ小さな島、「男木島(おぎじま)」

ほんの10年ほど前までは「灯台以外見るとこないよ」なんて言われていた静かな島です。2010年、現代アートの祭典・瀬戸内国際芸術祭の会場となってからは、若い人たちや海外からの観光客も訪れ、少しにぎやかになりました。

ですが、ある時を境に、男木島の自然でもなく、アートでもなく、別のものを目当てにやってくる人たちが一気に増えました。

その別のものとは、

のどかな島でのんびり暮らす猫とたわむれると無条件に癒される! ですが、増えすぎた猫や心無い観光客にまつわるトラブルも…。

今回は、そんな男木島の猫さんたちについてのあれこれを(ネコちゃん写真多めにw)ご紹介します!

男木島の猫がクローズアップされたキッカケ

男木島には以前から猫が多く住んでいました。漁港に猫はある意味つきもの。男木島にも、漁村ならではの細い路地を猫がぶらぶら歩く、という当たり前の風景がありました。

そんな静かな男木島に、あるとき、一大猫ブームが巻き起こります。

キッカケは、猫好きならよくご存知の例のあの番組!

 

世界的に有名な動物写真家・岩合光昭さんが、世界中の猫を「いい子だね~」とおだてながら激写していくNHK・BSプレミアムの人気番組の中で、2013年、男木島が取り上げられたのです。

その途端、男木島はあっという間に猫の島として日本中に知れ渡りました。

それまでは現代アートを目当てに来る人の多かった男木島へ、猫を目当てにたくさんの人が訪れるようになります。高松から男木島へ向かうフェリーには、猫じゃらしを手に乗り込む人たちが多く見られました。

いつもなら瀬戸内国際芸術祭の会期が終わると急に静かになっていた島内も、芸術祭関係なくやってくる猫好きの人たちがいつもウロウロ。さながら、ちょっとした猫フィーバーに沸いた男木島なのでした。

猫島となった男木島と猫の変化

元々、男木島の猫たちはほとんどが野良猫。野良猫特有のすさんだ顔つきの痩せた猫たちは、あまり人馴れしておらず、近づいてもすぐに逃げていってしまうようなシャイな猫さんたちでした。

ですが、猫目当ての観光客が島を訪れるようになり、その中には猫にとっておいしいものを持っている人たちも…。猫もそれがわかってくると、カメラを手にした人たちを見かけると寄ってくるようになりました。

さらには、それまで昼間は人目につかないところでのんびりしていた猫たちが、なんと、2時間おきのフェリーが着く時間になると、観光客が通る道沿いにスタンバイするようにまでなったのです。

人懐っこくなった男木島の猫たちはネット上でも評判になり、さらに男木島を訪れる人が増加。それまでは少しさみしいくらい静かな男木島でしたが、猫のおかげでにぎやかになりました。

ですが、人が増えるとその中にはいろんな人がいるもので、猫を集めて写真を撮るために大量のキャットフードを持ち込み、あちこちにばらまいてそのままで帰る人などマナーの悪い観光客もチラホラ。

また、もともと男木島は観光地ではなく、普通の人たちが生活する島。中には猫が好きな人もいれば、嫌いな人もいます。たとえ猫は好きでも、野良猫の排せつ物などで嫌な思いをする人もいるのは、島も都会も同じです。

男木の島民のみなさんの決断

いつのまにか島民よりも野良猫の数のほうが多くなってしまい、文字通りの猫島となった男木島。猫が原因のトラブルを解決するために、2016年、島民のみなさんはある決断をしました。


“猫の島”として有名になった香川県の男木(おぎ)島で、野良猫が増えすぎたため、全ての猫に不妊手術をすることになった。瀬戸内海に浮かぶ島に住む猫の総数は、人口約180人を上回る200匹以上。ふん尿や農作物の食い荒らし、漁網を破るといった被害が続き、島民や観光客から苦情が相次いでいる。地元の男木地区コミュニティ協議会が理事会で手術を決め、6月から高松市の動物愛護団体が取りかかる。

情報源: 猫の島:200匹不妊手術へ 香川・男木島、増えすぎで – 毎日新聞

野良猫の保護活動をしているNPO法人などの協力を得て、2016年6月、一斉に200匹ほどの野良猫の不妊手術が行われました。

実際に手術のために保護された猫は一部だったようですが、多くの野良猫が手術をしたことのしるしとして耳の一部をパツンと切られて戻ってきました。

もうすでに男木島が恋しい。 #男木島 #瀬戸内国際芸術祭 #瀬戸内国際芸術祭2016 #ogiisland #ogi #artsetouchi

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それからしばらくの男木島は、手術にびっくりしたからか、それとも夏の暑さのせいだったのか、猫たちがどこかへ隠れてしまい、姿を見せない時期がありました。

猫に会うのを楽しみにはるばる男木島までやってきた人たちの中には、猫がいないことにがっかりする人もいたようです。でも、また徐々に猫ものんびりした姿を見せるようになっていますよ。

猫とアートと自然豊かな島・男木島

今は、日本中の猫好きの人たちから男木島の猫たちのためにキャットフードが送られ、島の人たちが野良猫たちの世話をしています。十分おなかが満たされた猫ちゃんたちは、また男木島の自然の中でのんびり暮らしています。

男木島は絵になる景色がたくさん。わざわざ餌で釣ったりしなくても、猫ちゃんと男木島の風情を感じる写真を撮ることができますよ。

ちなみに、この記事中の写真は、すべて写真素人のわたしがスマホで撮った写真です。(よろしければインスタグラムのアカウントをフォローしてみてくださいね。)

島のあちこちでアートに触れ、猫ちゃんにも触れあえる、自然豊かな男木島。とっても素敵なところなので、実際に男木島を訪れて、ニャンコはもちろん、ぜひ男木島のいろんな魅力を感じてみてくださいね。

男木島で猫の写真を撮るのなら、ニャンコのお散歩タイムの早朝や夕暮れ時がおすすめ。島へ泊ってのんびり過ごしてみてください。

男木島への行き方、見どころの情報などはこちらの男木島についての記事で紹介しています。よろしければ参考になさってくださいね。

男木島マニアが島への行き方・見どころ・楽しみどころを紹介します!

2016.10.12

ABOUTこの記事をかいた人

大阪北部に生まれ育ったのんびり屋です。
わたしが実際に、

*訪れてみた場所・お店
*食べたり、使ってみたもの
*ぼんやりと思った気持ち

などなどを好き勝手につづっています。
記事数70ほどですが、月間2万PVをいただいています。(2017年3月)

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2017年2月20日、有名ブロガーさんが発行する合同メルマガ『EdgeRank』へ寄稿させていただきました!
また、ライターとして月刊誌『CHINTAI 近畿版』にて、地域情報を紹介させていただいています!