大阪大学で期日前投票をして、「ソ・政治カレー」を食べながら政治について考えてきましたよ!

選挙権は18歳以上の日本国民に与えられた大事な権利。せっかくなんでばっちり行使したいところですよね。

ですが、「仕事があるしなあ…」、「選挙のためにわざわざ出かけるのもな…」なんて正直思ったりもします。

今は期日前投票という制度があるので、投票日に投票するのが一般的だった昔ほど投票へのハードルは高くはありませんが、やっぱりちょっと億劫に感じることも…。

ただ、期日前投票の投票所は通常の投票所とは異なり、行きやすい場所やちょっと変わった場所にあったりするの、ご存知ですか?

今回、わたしもそんなちょっと変わった投票所で期日前投票をしてきました! そして、ちょっと変わった選挙イベントも体験してきましたのでご紹介します。

大阪大学豊中キャンパスで期日前投票!

わたしが今回投票してきたのは、大阪大学の豊中キャンパスにある投票所です。

場所はこちら。

大阪大学(通称:阪大)豊中キャンパスがある大阪府の豊中市選挙管理委員会では、2015年から、学生さんたちを含んだ有権者の投票率向上のために、大学内に期日前投票所を設置しています。

投票できるのは、豊中市民はもちろん、不在者投票の手続きをしている人ならだれでも。特に学生さんなんかは、遠方の実家に住民票を残したまま学生生活を送っている人もいますから、いつも通ってる学校で投票ができると気楽ですよね。

ちなみに不在者投票は、事前に自分が選挙人名簿に登録されている市町村(おおむね住民票のあるところ)の選挙管理委員会に郵送などで必要な書類を取り寄せる必要がありますよ。

学生でなくても大学には入れるのです(大学によるかもしれませんが…)

関係者でないと入れないのでは、と思いがちの大学ですが、特に大阪大学の豊中キャンパスは住宅街に近いことから、普段から地元の人たちが散歩したりしています。構内は自然も豊かなのでのんびりできますよ。

大学の入り口を入ってすぐ見える大阪大学会館

今回不在者投票所となっていたのは、大阪大学会館(旧イ号館)というとてもレトロな建物。昭和3年に建てられた建築物で、国の登録有形文化財にも指定されています。

普段なかなか縁がないと行くことのない大学の、特におしゃれな建物に気兼ねなく入れるなんて、期日前投票万歳!

エレベーターもあってバリアフリー対策もばっちり

大阪大学会館は建物自体は古いものですがリノベーション済み。少し小高い丘の上にあるのですけど、外にエレベーターまでついていて、入り口までラクラクです。

重厚な扉かと思いきや、自動ドアでした。

玄関にステンドグラスを配した重厚な扉が付いている…と思ったら自動ドアだったり、また入り口には段差がなくてバリアフリー対策がされていたりと使い勝手は今風なのです。

ちょっと雑然としているけどモダンだわ!

そんなとってもおしゃれな建物の中にいきなり現れる不在者投票所。なかなかない光景ですね。

この奥が投票所

昔投票所でバイトしてたときは矢印を手書きしてたなあ…

普段の投票と違い、期日前投票をする理由を書いたり宣誓の署名をしたり、また不在者投票の場合は不在者投票証明書を提出したり等、少し手間は増えますが、たいした時間もかかりません。あとは普通に投票用紙を受け取って、記入して、投票箱へ入れるだけ。

今回の大阪大学内の投票所は、受付時間が12時から19時、また期間も2日間だけと変則的でしたが、都合が合えば、こんなちょっといつもと違う環境で投票するのもおもしろいですよ。

是非一度、お住いの自治体の投票所について調べてみてくださいね。自治体によっては、ショッピングモールなんかでも投票できる場合がありますよ。

次のターゲットは「ソ・政治カレー」

さて、投票を済ませて、そのまま帰ってもいいのですが、実はもう一つ、今回の選挙には目的がありました。

それは「ソ・政治カレー」を食べること!

「ソ・政治カレー」とは、今回の不在者投票所設置に合わせて大阪大学生協の食堂で食べられる限定メニュー。MielkaというNPO法人と大学生協のコラボメニューなのですって。ま、実質はソーセージカレーなんですけどね。

Mielkaのサイトを見ると、元々は「そう、政治カレー」だったようす

「Mielka」という団体は、若者の意見を政治へ反映させていくための活動をしている団体。中学や高校で政治についての出前授業をしたり、実際に若者と政治家とが出会うイベントを企画したりしているそうです。

今回の大学内での投票所設置も、選挙管理委員会や大学とMielkaがやりとりをしていくうえで実現したことみたいですよ。

大阪大学のショッピングモール・福利会館

昔はボロボロだったけどきれいになった福利会館

福利会館という売店や食堂が入った4階建ての建物、その3階にあるカフェテリア形式の食堂で「ソ・政治カレー」が提供されています。

生協の組合員だと370円 非組合員は5%増しで388円

大学内の食堂は、学生さんや大学の関係者だけでなく、一般の人でも利用できるんですよ。

ただし、生協の食堂の場合、組合員でなければ5%増しの値段になります。でも、もともとの値段が安いので、あんまり変わりません。

いわゆる学食的なレストラン

今回おじゃましたのは通称「3階食堂」。

カフェテリア形式のよくある学食といった感じのお店です。ちょっとおもしろいのは、イスラム教の人向けにハラルフードのメニューも用意されていること。留学生の多い大学ならではですね。

「ソ・政治カレー」つまりはソーセージカレー 意外と辛かった!

↑こちらがお目当ての「ソ・政治カレー」。

ちょっとレトルトチックなカレーにソーセージがのっているのですが、このカレーが思いのほか辛くてヒーヒー言いながら食べました。ソーセージはなかなかおいしかったですよ。

周りでは若人たちが、友達と楽しそうに話していたり、はたまた勉強していたり、なんだか若いっていいな~なんて思いながら、「ソ・政治カレー」をいただきました。

実際、大学生のうちどれぐらいが期日前投票・不在者投票をするのかわかりませんが、18歳まで選挙権が引き下げられ、また若年層が極端に少なくなりつつある今、今回のような投票所設置やコラボメニューの導入は、政治にかかわるきっかけにはきっとなりますよね。

実際、わたしもこうやって選挙についての記事をブログに書いていますしね。おばちゃんだけど。

学生さんの少ない時間を狙うべし

ちなみに、食堂には学生さんだけでなく、学内で働いている人など、お若い方ばかりではないので、ちょっとドキドキはしますが、一般のおじさんおばさんもぜひどうぞ。

学食は、大学によっては、ちょっとした高級レストラン並みのメニューがお安くいただけたりするところもあるのでオススメですよ!

せっかくなので大阪大学を満喫!

「ソ・政治カレー」をいただきながら、ちょっぴり政治のことを考えたりした後は、売店でおみやげものを買いました。大学には、それぞれ大学グッズがあるんですよね。

阪大グッズコーナーがちゃんとあるのです

阪大は、賢くて真面目なところをウリにしていたりするので、グッズもそんな感じ。

阪大で買ってしまった「宇宙を支配する数式リング」。 #素粒子 #重力

たまの みかさん(@tamanomika)がシェアした投稿 –

実は大学時代物理学を専攻していたわたしはついつい妙なリングを買ってしまいました。

他にもちゃんと親しみやすいグッズもありまして、たとえばおみやげにピッタリな瓦せんべいやクッキーなどのお菓子類や、ちょっとおもしろいところで学部ごとの特色を出したブレンドコーヒーなんてのもありましたよ。

学部別のブレンドが楽しめるコーヒー 在庫管理が難しそう…(タップで画像を拡大できます)

そしてなんといっても、イチオシは阪大のゆるキャラ・ワニ博士グッズですかね…。

17,820円…!

ワニ博士というのは、阪大の敷地内で発掘された巨大ワニ・マチカネワニにちなんだキャラクターで、阪大関係者に「ゆるキャラグランプリ」への投票を毎日するよう、ことあるごとにせまっているとかいないとか…。

そんなこんなで、買い物をすませた後は、ぶらぶらと学内を散歩しつつ帰路につきました。

今回は、阪大に期日前投票所がある、ということが、選挙にいくキッカケにもなりましたし、地元の大学に親しむ機会も得ました。

選挙も大学散歩も、なにもなくても可能なことではありますが、大学や行政がコラボしてくれたことでちょっぴり世界が広がったなあ。選挙に限らず、こういう全く異なる団体、会社、行政などのコラボイベントって楽しそうですよね。

なかなか意識しないと、この手の情報は手に入りにくいですが、TwitterやFacebookなどのSNSで情報が流れてきたりしますので、興味のある方は是非意識して探してみてくださいね。

ABOUTこの記事をかいた人

大阪北部に生まれ育ったのんびり屋です。
わたしが実際に、

*訪れてみた場所・お店
*食べたり、使ってみたもの
*ぼんやりと思った気持ち

などなどを好き勝手につづっています。

さらに詳しいプロフィール

2018年度阪急電鉄阪急電鉄『ブログdeバーチャル駅長』コーナーで阪急沿線のことについて紹介するブログを書かせていただきます。

2017年2月20日、有名ブロガーさんが発行する合同メルマガ『EdgeRank』へ寄稿させていただきました!
また、ライターとして月刊誌『CHINTAI 近畿版』にて、地域情報を紹介させていただいています!