それは起承転結!:PPAP(Pen-Pineapple-Apple-Pen)の秘密

数十年ぶりに日本人アーティストとしてBillboardチャートへランクインするなど何かと話題のピコ太郎ですが、みなさん、PPAP(Pen-Pineapple-Apple-Pen)の動画はもうご覧になりましたか?

あまりにもあほらしすぎてどこがおもしろいのかわからん、とか、あまりにもあほらしすぎてどこがおもしろいのかわからんところがおもしろい、とも言われたりもしていますが、わたしはすごく気に入っています。

時間があるとついつい動画を繰り返し見てしまうのですが、ふとあることに気づいてしまいました。

それはPPAPの面白さの秘密…。

あのジャスティンビーバーをはじめ世界中の人に「なんやねんこれw」と言わせてしまうその理由について書いてみたいと思います。

PPAPの面白さの秘密:起承転結

チンピラっぽいような、おばちゃんぽいような、不思議ないでたちのシンガーソングライター「ピコ太郎」が歌うPPAP(Pen-Pineapple-Apple-Pen)

その名の通りピコピコしたテクノ系音楽に合わせて踊りながら、ペン・アップル・パイナップルをバーチャルに組み立てていくという、ただそれだけの短い動画です。

が、パ行の乱発や「だからなんやねん」と突っ込まざるを得ない独特の歌詞により世界中をざわつかせています。この動画を見ていてわたしはあることに気がつきました。

PPAPの歌詞っていわゆる「起承転結」の形になっているのですよね。

PPAP四コマ漫画

起承転結の例としてよく取り上げられる四コマ漫画でPPAPを表現するとこういう感じ。

アップルペンの作り方

アポーペンの作り方

いかがでしょうか。まさに起承転結。

具体的に説明するとこんな感じです。

  • 起:まず始めの状態の説明 → ペンがある
  • 承:起を承けて次の展開へ → リンゴもある
  • 転:いきなり事件が起こる → リンゴにペンを突き刺す
  • 結:転の結果どうなったか → リンゴペンができあがる

いかがでしょうか。

もちろん、この続きも同様です。

パイナップルペンのでき方

パイナポーペンの作り方

  • 起:まず始めの状態の説明 → ペンがある
  • 承:起を承けて次の展開へ → パイナップルもある
  • 転:いきなり事件が起こる → パイナップルにペンを突き刺す
  • 結:転の結果どうなったか → パイナップルペンができあがる

いかがですか、この美しいユニゾンのような展開…。

PPAPの最大の勝因:起承転結の合わせ技

ここまでの歌詞は起承転結という同じ展開が二度繰り返されていますが、ここで終われば「ふーん…?」という感想しか生まれません。

PPAPのすごいのはこのあと。起承転結と起承転結を合わせてさらに新たな起承転結へと発展させているところです。

つまり。

新たな次元へ

新たな次元へ

すみません、ちょっと絵がごちゃごちゃしましたね。ただ言いたいことはご理解いただけたでしょうか。

起承転結の「起」と「承」、それぞれにすでに「起承転結」が内包されていて、さらにそれが「転」じて新たな「結」となる。

壮大な物語の誕生です。

海外では一般的ではない「起承転結」という展開

起承転結という話の展開の仕方は日本人にはとても馴染みの深いものかと思います。身近な四コマ漫画もそうですし、学校でも起承転結の流れを意識して文章を作りなさい、なんていう練習を国語の時間にした覚えのある方も多いのではないでしょうか。

しかしながら、海外では起承転結は一般的ではなく、転の段階で話が飛躍するため論理的でないとされます。

また結論を最後に持ってくることから、主張を先ず述べてその後で根拠を述べるという英語圏の文章の組み立て方とは合い入れません。

ですが、今回のピコ太郎のPPAPが海外で一気に広まった原因としては、まさにその海外では通常受け入れられない起承転結という、ある意味シュールな展開が、逆に面白さとして伝わったのかもしれませんね。

簡単に言うと「なんでそうなっちゃうの?w」ということでしょうか。

古坂大魔王さんが有名になって単純にうれしいのです

さて、ピコ太郎をプロデュースしている古坂大魔王さん。数年前からNHKのお昼のニュース直後に放送している「ひるブラ」という番組にときどきレポーターとしてでてらっしゃいます。

普段あまりお笑い番組を見ないので、それまで古坂さんのことは存じ上げずにいたのですが、ある時期から「ひるブラ」にやたらでかい、いかにも東北風の顔(=顔のパーツがでかい)の男性が出演され、また名前が大魔王って…と、この人いったい誰なんだと思いつつ見ていました。

一見態度が大きそうな雰囲気を醸し出してらっしゃるのですが(とにかく物理的にでかい)、「ひるブラ」という生放送・生中継、そして若干タイムラグのあるスタジオゲストとのトークや日本各地の一般人とのやりとり、そして短い時間に中継先の情報を一気に詰め込んであったり、とかなり大変そうな番組にもかかわらず、古坂さんがアドリブを入れつつ楽しく番組を進行していっているのを見ながら、この人すごいなあと常々思っておりました。

そして先日、ピコ太郎がテレビなどのメディアで取り上げられる直前、知人から「ピコ太郎っていう変な日本人の動画がYouTubeですごい再生回数になっているらしい」と聞き、なにげなく動画を見てびっくりしました。古坂大魔王さんじゃないの!

一般受けはしないけどお笑い芸人さんの中では大人気という噂の古坂大魔王さん。お笑いだけでなく音楽の世界でも実は活躍しているそうで、多彩な方なんですねえ。なんだかやっと日の目を見たような感じで、PPAPの動画を見ながらここ数日ほっこりしております。

そんな古坂さんですが、ピコ太郎大ブームの渦中でなんと当たり前のように、この記事を書いている10月24日と25日、「ひるブラ」へ出演されます。生中継の番組なのにどうなっちゃうのかしら。数時間後のお昼がいまから楽しみです。

【追記:ひるブラについて】

10月24日の「ひるブラ」、みなさんご覧になりましたか?

 

 

始めはピコ太郎とPPAPについては完全スルーで進むのかと思った10月24日の「ひるブラ」ですが、途中で思い切り絡めてましたw

パイナップルとリンゴを二つずつ、そしてそれぞれにペンが添えられているというカットが挿入されたときには「そこまでやっていいの!w」とちょっと心配になってしまいました。

次の日の「ひるブラ」の中継では一切触れられずにいつもの「ひるブラ」でした。なんかちょっとほっとしましたw

ABOUTこの記事をかいた人

大阪北部に生まれ育ったのんびり屋です。
わたしが実際に、

*訪れてみた場所・お店
*食べたり、使ってみたもの
*ぼんやりと思った気持ち

などなどを好き勝手につづっています。
記事数70ほどですが、月間2万PVをいただいています。(2017年3月)

さらに詳しいプロフィール
2017年2月20日、有名ブロガーさんが発行する合同メルマガ『EdgeRank』へ寄稿させていただきました!
また、ライターとして月刊誌『CHINTAI 近畿版』にて、地域情報を紹介させていただいています!