謎の生物「ウォンバット」がゴロンとしてる!:池田市立五月山動物園

大阪府北部にある五月山。

京阪神が一望できる展望台があったり、桜や紅葉の名所としてたくさんの人が訪れる北摂民の憩いの場です。

そんな五月山のふもとに動物園があるのをご存じですか?

五月山公園の駐車場奥にひっそりとある「五月山動物園」、実はちょっと珍しい動物が飼育されていて、それなのになんと入場料はタダという驚きの動物園なのです。

今回はそんなちょっと変わった動物園「五月山動物園」のご紹介です。

大阪府池田市にある「五月山動物園」

「五月山動物園」は大阪府の北部、池田市にある五月山公園の中の施設です。

場所はこちら。

大阪府の中でも池田市は人口10万人ほどの小さな市。

こじんまりとした街ですが、造り酒屋があったり、「池田の鹿飼(ししかい)」なんていう古典落語にも登場したりと、古くから街道を行き交う人で賑わってきた街でもあります。最近では、インスタントラーメン発祥の地としても知られていますよ。

大阪市内からは阪急電車で20分ほど。池田駅を降りて山側へ20分ほど歩くと五月山公園の入り口へ到着します。

五月山公園への入り口

そこから五月山ドライブウェイの入り口までしばらく進み、駐車場や管理棟のあるもう少し先、ちょっと奥まったところに「五月山動物園」はあります。

入園はタダなので簡単なゲートがあるだけだよ

日本で2番目に小さな動物園

「五月山動物園」は池田市立の動物園。とてもこじんまりとした動物園で、日本動物園水族館協会に加盟している動物園の中では2番目の小ささです。

飼育されている動物も、ウサギやモルモットなどの小動物を除くと、10種類ほどと少なめ。その中には、ミニブタやヤギ、ヒツジなど身近な動物が多いイメージです。

ミニブタ あくまでも「ミニ」ブタ

日本に6匹しかいない珍獣・ウォンバットがいる…!

そんなこじんまりして地味過ぎる「五月山動物園」ですが、実はすごい特徴があるんです。それはウォンバットがいること!

かわいい…

ウォンバットとはオーストラリア大陸にしかいない有袋類の一種。一時は害獣として駆除されたせいで数を減らし、今は現地オーストラリアでは保護の対象となっています。

動いてるウォンバットが見られた日はラッキー!

とりあえずもこもこしてる

そんな珍しいウォンバットがなぜ大阪の小さな動物園にいるのかと言うと、池田市の姉妹都市であるオーストラリアのタスマニア州にあるローンセストン市から1992年に贈られたんですね。その後、五月山動物園では繁殖にも成功したこともあるんだそうですよ。

今年の秋には繁殖のため新たに3匹のウォンバットがオーストラリアからやってくる予定です。

現在、日本にいるウォンバットは6匹。そのうち3匹が五月山動物園にいますが、それがさらに増えるんです。っていうか、赤ちゃん生まれるとまたさらに増えるということですよね。

やたらとパンダがいる和歌山の白浜アドベンチャーワールドのように五月山動物園も有名になるのかしら…。

ちなみに、動物園内にはちょっとした資料館のようなものがあって、ウォンバットのはく製などが飾られています。ウォンバットの毛皮に触れますよ。触った感じは見たまんま、ちょっとゴワゴワしてました。

ウォンバットの死体、じゃなくて毛皮にも触れるよ…!

ちなみに、ウォンバットはとっても臆病な動物動物園では静かにゆったりと観察しましょうね。

 

 

五月山動物園の営業時間等

五月山動物園の営業時間等の情報です。

  • 開園時間:9:15~16:45
  • 休園日 :火曜日
  • 入園料 :無料!!

阪急宝塚線池田駅から徒歩で20分ほど。駅からバスでも行けますよ。(五月山公園・広大寺前のバス停から徒歩5分ほど)

車の場合は五月山公園の駐車場が利用できます。

  • 初めの2時間200円、3時間までで400円、それ以降は30分毎150円

動物園だけだと2時間あればゆっくりできますよ。

ポニーに乗れたり、動物と触れ合えるサービスなんかもあるので家族連れの方には特におすすめのスポットですよ~。

ABOUTこの記事をかいた人

大阪北部に生まれ育ったのんびり屋です。
わたしが実際に、

*訪れてみた場所・お店
*食べたり、使ってみたもの
*ぼんやりと思った気持ち

などなどを好き勝手につづっています。

さらに詳しいプロフィール

2018年度阪急電鉄阪急電鉄『ブログdeバーチャル駅長』コーナーで阪急沿線のことについて紹介するブログを書かせていただきます。

2017年2月20日、有名ブロガーさんが発行する合同メルマガ『EdgeRank』へ寄稿させていただきました!
また、ライターとして月刊誌『CHINTAI 近畿版』にて、地域情報を紹介させていただいています!