wah wah kitchen:豊中駅前の定食屋はひっそり楽しい!

「おなかすいたなあ、ふつーの家庭料理が食べたいなあ。(けど自分で料理するのは面倒…)」とぼんやり思った平日の昼下がり。

頭の中の食べ物やさんリストをくるくるとめくって「今日のお昼ごはんはここ!」と決めたお店「wah wah kitchen」へ行ってきました。

豊中市玉井町にある「wah wah kitchen」

wah wah kitchenは豊中市玉井町にある定食屋さんです。

場所はこちら。

阪急豊中駅の目の前、ジャンカラの入っている雑居ビルの一階にあります。とても小さなお店なので、もしかすると普段豊中駅を利用している人も「そんなお店あったっけ?」と思ってしまうかも。

ほんとに駅の目の前なのに知る人ぞ知る的な

駅の目の前なのに知る人ぞ知る的な。

このビル、いつぐらいからあるんでしょうね、かなり昔から駅前にある気がします。25年位前には少なくともあったなあ。

場所はわかるいのにひっそりしているので目立たない

場所はわかりやすいのにひっそりしているので目立たない

ビルの一階の角、一番目立ちそうな場所にお店はあるんですけど、意識しないと素通りしてしまう雰囲気なんですよね。夏はゴーヤが茂っているのでなおさらです。

おそらく以前は美容院か散髪屋さんがあったような気がします。違うかなあ…。

「wah wah kitchen」はカフェのように見えて実は定食屋さん

この「wah wah kitchen」というお店、一見カフェのようですが、実は定食屋さんです。

雑居ビルの古びた感じがまたいい味だしてます

雑居ビルの古びた感じがまたいい味だしてます

お店が開店したころは、こんな雑然とした駅前におしゃれなカフェができている…と実はしばらく敬遠していました。

ですが、ある日店の前を通ってみると、入り口のメニューボードに書いてあるのがハンバーグや唐揚げ、豚の生姜焼きなど、いわゆる定食屋さんのメニューばっかり。

おしゃれすぎるお店が苦手なわたしは「これならいける…!」と意を決してドアを開けて入ってみたのでした。

カフェっぽいのにちょっと怖いおばちゃんのいる定食屋さん

さてさて、お店の中へ入ってみると窓際には4,5人座れるカウンター席、人ひとりが何とか通れる通路を挟んで反対の壁際には二人掛けのテーブル席が2つ。はっきり言ってものすごく狭いです。ですが、片側の壁一面の窓からブラインド越しに外の光が入り、自然な明るさで窮屈な感じはしません。

カウンターの隅には足踏みミシンの台があって新聞や「サザエさん」などの昔懐かしい漫画などが積まれています。ビルの古びた感じと相まって、なんとも居心地のいい空間です。

明るすぎず暗すぎず落ち着く店内

明るすぎず暗すぎず落ち着く店内

とりあえず、空いている席にすわってきょろきょろしていると「いらっしゃい、お水置いときまっさ。」とカフェっぽいお店の雰囲気の中、いきなりものすごい大阪弁のおばちゃんがお冷を出してくれます。そのおばちゃんが、なんていうか、めっちゃ怖いんです!

豊中は大阪の中でもそんなにコテコテな大阪弁を話す地域ではないので、大阪出身のわたしでもちょっとドキドキするので他府県の方はかなり衝撃ものだと思います。

大阪弁も怖いのですが、なにかルール違反的なことをするとめちゃめちゃ怒られそうな雰囲気を醸し出してらして、ああ、なんかわたし失礼なことしてないかしら、とか勝手に思ってそわそわしまうのですが、そのおばちゃん、実はすごく優しいのです。

鞄の置き場を探している女の子がいれば「姉ちゃん、床きれいに拭いてるから床に置き。」と教えてくれるし、汗かいてお店に入る人がいれば「今日は暑いな、お水もう一杯入れよか」と声をかけてくれたり。第一印象とは裏腹にとても細やかな気配りをしてくれる優しいおばちゃんです。

優しいお兄さんが作る「男子ごはん」定食

さて、メニューを見ながらぼんやりしていると「姉ちゃん、なにしよ。」とおばちゃんがオーダーを取りに来てくれます。ちなみに男性の場合は「兄ちゃん、なにしよ。」と声をかけてくれますよ。

女の子向けの雑誌によく載っている彼をオトスための戦略ごはん的な。

女の子向けの雑誌によく載っている彼をオトスための戦略ごはん的な。

壁にかかるメニューボードにはメインのおかずになるものが書かれています。それぞれにサラダとご飯、お味噌汁、お漬物が付いてきます。

いわゆる普通の家庭料理にでてくるようなおなじみのメニューで、お肉もあればお魚もあり。またアルコールも頼めるので仕事が休みの日には昼間から明るい店内でちょっと一杯なんてこともできますね。

チキン南蛮定食 780円 鶏は一枚肉です

チキン南蛮定食 690円 鶏肉は一枚肉でボリュームたっぷり

料理を作っているのはおじさんと呼ぶのはちょっとはばかられるような優しそうなお兄さん。家庭的だけどちょっとガッツリ、という男の子が好きそうな定食が食べられます。

写真の「チキン南蛮定食」は鶏もも肉を一枚丸ごと揚げたものを甘めのおだしにくぐらせたもの。酸味は抑え気味で、いためた玉ねぎで旨みと甘みを足してあるのかな? 鶏肉はふわふわ柔らかく、ボリュームがありますが添えられたたっぷりの野菜と一緒にいただくのでくどくありません。

なにを食べてもおいしいのですが、特に揚げ物が絶妙な揚げ加減で、お兄さんはどこで料理の勉強されたのかしら、といただきながらいつも思ってしまいます。添えられているお漬物もご自身で漬けられているのかなんだかホッとする味です。

ちょっと不思議なエアわが家的なお店

こちらのwah wah kitchen、お店自体はお兄さんが自分の作りたい料理を自分の好みの空間で出しているという感じなのですが、そこにおばちゃんがいることで他にはない独特の雰囲気を醸し出しています。(おばちゃんはお兄さんのお母さんです。)

お兄さんの定食がおいしいので、おばちゃんもまかないを食べたりするのかと思いきや、お昼のお客さんが落ち着くと持参のお弁当を食べるおばちゃん。人が作ったものを食べるより自分で作ったものを食べるほうがいいんだそうです。食べもの屋さんでこの発言、おもしろい…。

あるとき、年配の女性客とおばちゃんがひとしきり身の上話や世間話をているのを「ふむふむ、いつもここで普段の悩みを話してすっきりしはるのかなあ」なんて思いながら聞いていたのですが、ふとおばちゃんが「奥さん、どっかであったことあるかな?」と聞いたのに女性客が「いえ、わたし、豊中は初めてなんです。」と答えたのを聞いたときは思わず吉本新喜劇ばりにイスから転げ落ちそうになりました。

食事に来るお客さんは近所の会社勤めの男性・女性、ひとり暮らしの高齢者の方など様々です。お昼にお店で食事をした後、別に頼んであったお弁当を持って帰る男性など、きっとこのお店で一人でお昼ごはんを食べる時間がホッとできる時間なのかな、と思ったり。夜は単身赴任かな?というようなおじさんがひとりビールと定食を楽しんでいたり。

あるとき、おばちゃんがお休みだったときがあるのですが、来る人来る人が「今日はおばちゃんは?」とお兄さんに聞いていたのが印象的でした。

なにげないけどおいしい家庭料理とちょっと怖そうだけど優しいおばちゃん。自分の家や家族とは明らかに違うのですが、なんかどこかに帰った気持ちになるような不思議のお店です。

 

ワウ ワウ キッチン

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ABOUTこの記事をかいた人

大阪北部に生まれ育ったのんびり屋です。
わたしが実際に、

*訪れてみた場所・お店
*食べたり、使ってみたもの
*ぼんやりと思った気持ち

などなどを好き勝手につづっています。
記事数70ほどですが、月間2万PVをいただいています。(2017年3月)

さらに詳しいプロフィール
2017年2月20日、有名ブロガーさんが発行する合同メルマガ『EdgeRank』へ寄稿させていただきました!
また、ライターとして月刊誌『CHINTAI 近畿版』にて、地域情報を紹介させていただいています!