先日、「岡山ブログカレッジ」というイベントへ参加するために、岡山へ行ってきたのですけどね、遠出するときのお楽しみといえばおみやげ選び。そして岡山みやげといえばきびだんご!
今回はとってもかわいいパッケージの「山方永寿堂のきびだんご」をご紹介します。
岡山みやげといえば「きびだんご」
「岡山名物といえばなにかなあ」と考えたときに思いつくのは桃やマスカット。けどおみやげとして買うには、ちょっと生々しすぎますよね…。
もう少し気軽に買いやすい岡山みやげといえばやはり「きびだんご」。岡山近辺のお土産物屋さんではたいがい目立つところに置いてあります。
そもそもなんで「きびだんご」が岡山名物なんでしょうね。日本各地にある桃太郎伝説ですが、岡山は強力に桃太郎をフィーチャーしてきます。やはり名物の「桃」にひっかけて? もしくは「お腰につけたきびだんご」と吉備(岡山の旧名)をひっかけて?
一見戦力外とも思えるキジを連れて鬼退治に出かける桃太郎ですが、実はキジってすごく狂暴らしいですね。
とにかくパッケージがかわいい!
ま、桃太郎はとりあえずおいといて。
岡山のおみやげとして売られているきびだんごは数ありますが、今回ご紹介する山方永寿堂というお菓子屋さんのきびだんごの特徴は、なんといってもそのキュートなパッケージ。
10センチ四方くらいの正方形の箱に大きく描かれた桃のイラスト。とてもかわいいらしいのですが、よく見るとその桃の上には「岡山の伝説が今始まる…(Legend of OKAYAMA begining!)」的なことが書かれています。そして、桃の割れ目には金の封印が。
これは割るしかないのね、とシールをはがしてみると…
桃から生まれちゃいました! かわいい!
さらに箱を開いてみると…
空にはお日様、そして荒海(?)にぽっかり浮かぶ鬼ヶ島。鬼ヶ島が微妙にカエルに見えるのはなぜでしょうか。「無事帰る」的なやつ?
他にもフタについているツメの部分にもおめでたい文字がデザインされています。
そして、箱の中にはさらにかわいいきびだんごたちが入ってますよ。
主役の桃太郎と、家来のイヌ・サル・キジ、そして鬼さんが二人(二匹)ずつ。それぞれの顔が描かれた紙で包まれた個包装のきびだんごが10個入っています。
きびだんごが中に包まれているので、みなさんちょっとひしゃげた顔をしていますが、本来のりりしいお顔は箱の側面に描かれていますよ。
箱の側面には英語できびだんごの簡単な説明と材料が書かれています。フタの「Legend of OKAYAMA begining!」という表示など、海外からの観光客を意識してのことなんでしょうか。フタのツメの「福」と「大入」という漢字も外人さんが喜びそう。
アートの島として有名な直島への移動拠点となっていたりと、岡山周辺は外国人観光客の多い地域。実際、わたしが倉敷駅の土産物屋さんにいたときも、インド系のご家族連れがこのきびだんごを買っていかれていましたよ。
岡山出身のCOCHAEと、きびだんごオンリー企業の山方永寿堂
このかわいいきびだんごのパッケージデザインは、岡山出身のデザインユニットCOCHAE(コチャエ)によるものなんだそうです。
COCHAEは折り紙などの古典的なものをモチーフに、様々なデザイン活動を行っているユニット。このきびだんごのパッケージデザインも、ふたを開くギミックなんかが少し折り紙っぽいですよね。
山方永寿堂の商品は、会社創業70周年の2016年にすべてCOCHAEのデザインのものに統一されたのですって。
ちなみに、山方永寿堂は事業内容が「きびだんご製造販売」というきびだんごオンリーの会社。
ノーマルなきびだんご以外にも、岡山県のきな粉をまぶした「きなこきびだんご」や岡山県久米南町のゆずを使用した「久米南ゆずきびだんご」と、まさに岡山ラブなお菓子屋さんです。
桃太郎気分で配りましょう
一つの箱の中にそのままのきびだんごが並べられている商品が多い中、個包装になったこの商品はとっても実用的でもあります。職場なんかで配るときに、個包装じゃないととっても不便なんですよね。もちろんかわいらしい包装紙なので、話のタネにももってこいです。
ちなみに、きびだんごのお味はとっても素朴。食べた感じは分厚い羽二重餅という感じ。きび粉が入っているからか、なんとなく香ばしいような気もします。甘すぎないので、食べやすいですよ。
10個入りで一箱410円と値段もお手ごろ。岡山みやげにオススメです!