2017年4月21日(金)、とうとう千里中央に新しいショッピングモール「イオンSENRITO専門館」がオープンしました。
オープン初日に早速行ってきましたのでご紹介します!
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千里中央にある「イオンSENRITO専門館」
今回ご紹介する「イオンSENRITO専門館」は千里中央にオープンしたショッピングモールです。
場所はこちら。
「イオンSENRITO専門館」があるのは地下鉄御堂筋線と直結している北大阪急行の終点・千里中央駅のすぐそば。大阪モノレールの千里中央駅からも直通のデッキが設置されています。
千里中央駅があるのは、大阪府北部の千里ニュータウン。1960年代に開発された日本で最初の大規模住宅地です。
1970年にはその一角で太陽の塔で有名な大阪万博が開催されたりと、高度経済成長期の締めくくりとなるような象徴的な住宅地でもあります。開発から50年を経て、今ではすっかり成熟した街となり、「住みたい街ランキング」なんかでもいつも上位に入る住みやすいエリアです。
そんな千里ニュータウンにある千里中央駅周辺は、今では有名企業のオフィスができたり、タワーマンションが建ったりと、また新たな開発期に入っています。以前はまさにベッドタウンというイメージでしたが、ヤマダ電機の都市型店舗LABIが15年ほど前にオープンしたりと、今や都心といってもいいかもしれません。
「イオンモール」じゃなかった!
そんな再開発真っ盛りの千里中央駅周辺ですが、せんちゅう民の心のふるさと「よみうり文化センター」も数年前に取り壊され、その跡地にショッピングモールを併設したタワーマンションが建設されることになりました。
「よみうり文化センター」は、スイミングスクールがあったのでせんちゅうっ子には馴染みの場所ですし、レンガ造り風の特徴のある建物もあいまって、単なるカルチャースクール以上の千里中央のランドマーク的存在でした。千里中央発着のバスツアーの集合場所になったりもしていました。
ですが、その跡地にできるショッピングモールがどうやら「イオンモール」らしいという噂が駆け巡ると、せんちゅう民の反応は一様に「ええええ、イオンモールぅ???」といったものw
千里中央は、昔から千里阪急や千里阪急ホテルがあったり、周囲には緑あふれる公園が点在していたりと、北摂のちょっとお上品なショッピングゾーンというイメージ。
せんちゅう民としては、郊外の大きな工場跡地にできるようなイオンモールはちょっと遠慮していただきたいわ、というところでしょうか。(イオンモールのお近くのみなさま、すみません)
ところが! もちろんそんな千里中央の街の雰囲気は、再開発をする企業さん側も当たり前ながら十分ご存知で、今回の開発にあたる企業のプレスリリースには次のような表記が。
当施設は、長年地域に親しまれてきた旧よみうり文化センターの伝統を引き継ぎつつも、新たに『”ちょっとの時間”をコバレのトキに 北摂スマートライフを創造』 をストアコンセプトに設定。
日々の暮らしのスタイルアップやワンポイントのおしゃれをプラスする専門店、趣味やトキを楽しめる空間を集積するなど、千里中央エリアにお住まいの感性豊かな皆さまやビジネスパーソンに、少しの時間でもコバレなひとときと、機能を提供する「良質な都市生活」の場と便利で快適なお買いもの環境を提供できるよう目指してまいります。2017年3月2日「株式会社読売新聞大阪本社・讀賣テレビ放送株式会社・関電不動産開発株式会社・関西電力株式会社・イオンモール株式会社」発表のプレスリリースより
要約すると、せんちゅう民をはじめ、北摂ブランドにこだわりのある人たちも満足できるようなちょっと素敵なお店にするから安心してね、ということでしょうかw
そして、ショッピングモールの名前も「イオンモール」ではなく「イオンSENRITO専門館」とイオン色が少なくなっています。
店舗面積自体もそれほど広くはありませんので、郊外の大型のモールとは異なる都心型の店舗であり、昨年一足先に開業していた一期工事部分と合わせた「SENRITOよみうり」という商業施設の一部分という位置づけのようです。
さっそく行ってみた!「イオンSENRITO専門館」の様子
それでは、オープンの2017年4月21日(金)に「イオンSENRITO専門館」へさっそく行ってまいりましたので、ざっとその様子をお伝えしますね!
駐車場など
まず、建物自体は7階建て。地上4階までが店舗、5・6・7階は駐車場、地下1階は駐輪場となっています。
駐車場はタイムズの駐車場で、90台が収容でき、駐車料金は500円/60分。店舗によっては駐車サービスがあるようです。また千里中央の3カ所の立体駐車場とも提携があるみたいですので、お店でご確認下さいね。入り口はモノレールの駅に近いところです。
地下の駐輪場には766台の自転車が止められるスペースがあり、オープン初日には次から次へと吸い込まれるように自転車の人たちが地下へのスロープを下りていっていました。2時間まで無料で、それ以降は100円、5時間以降は200円です。入り口は、昔からあるせんちゅうパルからの横断歩道のあたりです。
また1階に原付含めて20台強止められるバイク置き場もあるようです。
駐車場・駐輪場・バイク置き場はいずれも7:00から23:00まで営業しています。
店舗部分
店舗部分はそれぞれのフロアごとに特徴があります。
1階
まず1階は、ちょっといいものが揃えられているスーパー「KOHYO」をメインに、数店の惣菜屋さんとイートインもできる軽食・カフェのあるフロアです。買物の合間にたこ焼き食べたりコーヒーを飲んだりできますよ。わたしはさっそく「HMY COFFEE」でおいしいコーヒーをいただいてきました。
イオンモールなので、中に入るスーパーはイオンになるのかと思いましたが、実際スーパーとして出店したのは同じイオン系列のKOHYOでした。実は、千里中央の別の商業施設オトカリテ(以前の千里大丸プラザ)に入っているスーパー・ピーコックストアもKOHYOが運営しています。
千里中央にはセルシーに入っているダイエーもありますし、いつの間にかイオンのお店だらけになっていますね。WAONやイオンカードユーザー(←わたし)には便利でお得な街になってきました。
また1階には食品に関するお店以外に、クリーニング店やヘアカットのお店、保険代理店がありますが、それらのお店はそれぞれ外から入る独立した入り口がありますよ。
2階
モノレールの駅やせんちゅうパルからのデッキが整備されている2階は、「イオンSENRITO専門館」のメインエントランスのあるフロア。お店のラインナップもせんちゅう民がほっとするようなものになってます。
空き店舗がかなり目立ってきたセルシーから移転してきたお店がいろいろ、特に無印良品とsesamiのせんちゅう2大雑貨店が復活したのはうれしいですよね。無印良品はかなりフロアが広くとられていて、以前のお店だとちょっと物足りないかな、と思ってましたが大満足!
他にも千里ニュータウンのみなさんにはおなじみの田村書店も、少し小さめの店舗ですがセルシーから移転してきています。「イオンSENRITO専門館」のオープンの1週間くらい前でしょうか。セルシーにあった店舗がいきなり閉店していたのにはびっくりしましたが…。
3階
3階はいわゆる専門店街といった趣のフロアです。
メガネ屋さんあり、靴屋さんあり、鞄屋さんあり、といった感じ。以前セルシーにあったRight-onはこちらに移ってきています。またスポーツオーソリティのスポーツカジュアルのお店なんかもありますよ。
個人的には早くカフェモロゾフへ行って、ワッフルやプリンを食べたいところです。
4階
4階はですねえ、「イオンSENRITO専門館」の一番の目玉フロアかもしれません。
というのも、千里中央にはなかったGUと100円ショップのSeriaが出店しているんです。このいずれのお店も、せんちゅうにありそうでなかったお店なんですよね。
GUにいたっては、スーパーのKOHYOを除けば「イオンSENRITO専門館」のなかで最大のフロア面積。すぐそばのオトカリテにはユニクロがありますが、無印やRight-onなどと合わせて、カジュアル衣料には困らない千里中央となりました…。
「イオンSENRITO専門館」のオープン以来、せんちゅうの街をGUの袋を下げたおじさま・おばさま方が多くいて、なんだかほほ笑ましい…。(千里中央は成熟したニュータウンなので中高年の住民がかなり多いのです。)
ちょっと変わった店舗配置
「イオンSENRITO専門館」には何軒か飲食店が入っていますが、そのほとんどが各フロアの端っこにかたまっています。
写真で見るとよく分かりますが、建物の東側(せんちゅうパル側)の1階と2階部分、そして、3・4階の一部の壁面がガラス張りになっています。そのほとんどが、飲食店の飲食スペースとなっています。つまり、どの食べ物屋さんでも、外光が入る明るい空間で、外の景色を楽しみながら飲食ができるように工夫されています。
ショッピングモールにある飲食店って、飲食店専門のフロアがあって壁で隔てられた店内で飲食をして、というところが多いですが、小規模なモールならではのうれしい特徴ですよね。
これからの千里中央は?
今回オープンした「イオンSENRITO専門館」は2019年春のマンションの竣工をもって完成する「SENRITO」という大規模な施設の一部です。
すでに千里中央には一つタワーマンションがありますが、SENRITOに新しくできるマンションCIERIA TOWERは地上52階建てと関西最高峰が売りのマンションです。このマンションが建つと、一気に千里中央の景観も変わりそうです。
北大阪急行の延伸工事も始まり、今までターミナル駅だった千里中央駅周辺はこれからもっと変化していきそうです。
そんな中ポツンと取り残されたような状態なのがセルシー。
昔からアイドルや歌手がキャンペーンなどで訪れた広いイベント会場があることが特徴的なショッピングセンター・セルシーですが、2016年末ごろから急速に空き店舗が増えてきました。そして、あっという間に営業しているお店のほうが少ないんじゃないかという状態に。つい最近まで、きゃりーぱみゅぱみゅやSEKAI NO OWARI、氷川きよしとか来てたんですけどねえ…。
今後セルシーがどうなるのか、まだはっきりとは公表されていないようですが、セルシーのある場所も他の千里中央地区と同様、国指定の「都市再生緊急整備地域」に指定されています。遅かれ早かれ、何かしらの形で再開発されるんでしょうね。
個人的には千里中央は昭和40年代の独特の建築物が残るとても好きな場所です。今の建築ではありえないような無駄な装飾がたくさんあったりする贅沢な建築。そういった建物が、もしかするとこれから10年くらいの間に千里中央からどんどん姿を消していくのかな…なんて思うとちょっと、いや、かなりさみしいかも。
今のうちに、あちこち見て回っておこうかなあ。