今大会、これまで4回あったゴールスプリント。そのうちの2回をキッテルが勝っちゃいましたよ!
サガンもカベンディッシュもいないスプリント、キッテルが負ける気がしない…
暑くてなにもない夏の昼下がり
ツール・ド・フランス第6ステージもまたまた平坦コース。216kmのだらだらーっとした1日でした。
スタート後に3人の選手が集団から飛び出し、そのあとはまっっっっっったく動きなし。山岳ステージだと逃げ集団にステージ優勝の可能性もありますが、こういう単調なステージではそれはあり得ないので、まさにいけにえ…。
3人以外の選手たちはまったりと雑談なんかしながら走り続けます。
スタートからずっと中継を見ていたのですが、「そろそろ残り50kmくらいまで来たかなあ…」なんて思って残り距離を確認したらまだ180km残ってたときはちょっと衝撃的でした。
とにかくただ走ってるだけの1日でした…。
他のスプリンターとは差があり過ぎるキッテル
さて。お約束のゴール前スプリント。
ラスト700m辺りでキッテルのチームメイトが集団をすごい勢いで引いていたのですが、肝心のキッテルはそばにおらず…。よく見てみると10人以上後ろ、けっこう離れたところにいます。
さすがに今日は難しいかなあ…と思ってみていたのですが、結局最後はするするスピードを上げてトップでゴール。少し他のスプリンターとは力の差があるなあ、という感じですね。
普通、スプリントって、何人かのチームメイトが風よけとなりつつペースを上げ、そのすぐ後ろからスプリンターが最後にその勢いのままゴールする、というイメージ。
ですが、なぜかキッテルはひとり、この選手!と決めたスプリンターの後ろでじっと仕掛けるタイミングを待って、最後、自分の足でぐいぐいゴールを目指してしまうんですよね。
Yeah, number 2 is in the pocket!!! Thanks to my incredible @quickstepteam for their great work & support! 💙 Time for some champagne… 😎 pic.twitter.com/ZHuAvsMqRi
— Marcel Kittel (@marcelkittel) 2017年7月6日
でもゴール後にはチームメイトへの感謝を忘れないキッテル。スプリンターと離れたところでチームメイトが動くのってどういう仕組みになってるのかしら。やっぱり意味があるのかなあ。
それにしても、このゴール前の3人のスプリンターのスピードの変化、おもしろいですね。↓
Boasson Hagen (DDD) went first, then Démare (FDJ)… but Kittel (QST) edged them all right on the line on stage 6 @letour.#TDF2017 #TDFdata pic.twitter.com/pbO3lrEYZK
— letourdata (@letourdata) 2017年7月6日
キッテルが力の入れどころを押さえてるのがよく分かりますね。
なにげなく見ていると、がむしゃらに自転車をこいでるだけに見えるけど、やはり一番効率的に動いているから勝つのかなあ。