1万分の3秒差ってなんだ…!:ツール・ド・フランス2017 第7ステージ

またしても平坦基調のコースだったツール・ド・フランス第7ステージ。ですが、これまでの平坦ステージとは違って少し緊張感のあるステージとなりましたね。そして最後の驚愕のゴールスプリント。

きわどい勝負を制したのは今日もやはりキッテルでした!

 ブルゴーニュワインの産地を走るプロトン

自転車レースの集団はまるで渡り鳥の群れみたい。風を受けてどんどん形を変えていきます。

横風が集団に吹き付けると同時に、がむしゃらにペースを上げだすチーム。すると他のチームも集団から遅れを取らないようにグイグイこいで、まだ本気出すタイミングじゃないんじゃないの?! と思うシーンもありましたが、これまでののんびりし過ぎなステージが続いたので心地よい緊張感でした。

どこまでも広がる麦畑やブドウ畑。ゴール地点のあたりはブルゴーニュワインで有名な土地。中継で映し出されるフランスののどかな景色をのんびり眺めるだけでも楽しい時間を過ごせますね。

キッテルが僅差で早くも3勝目!

ですが! 問題はやはりゴールスプリント!

ゴール手前の最終段階では、ボアッソンハーゲンがディメンションデータのチームの力もあり、絶妙の位置取り。勢いよくゴールラインを目指すボアッソンハーゲのすぐ後ろからキッテルはチャンスをうかがいます。

ですが、ボアッソンハーゲンの力は衰えず、キッテルにはいつものような加速が感じられません。

「ああ、今日はキッテル無理かなあ」と思った次の瞬間、ゴールラインぎりぎりでグイッとハンドルを押し出すキッテル。肉眼ではキッテルとボアッソンハーゲンもほぼ同時のゴールです。

写真判定をみてもよくわからない!

ですが、勝利者はキッテル! ボアッソンハーゲンとの差はなんとわずか0.0003秒!

100分の1秒の争い、なんて言葉は耳にしますが、10000分の3秒って何なんでしょう。もう誤差の範囲じゃないのって思ってしまいますね。

↑キッテルとボアッソンハーゲンのゴール前の速度変化。最後の最後でキッテルが伸びているのがここからもわかりますね。

ステージ優勝3勝目とポイント賞ジャージも獲得してご機嫌さんなキッテル。

ちなみにポイント賞とは、コースの途中のスプリントポイントやゴールの通過順位に応じて獲得する点数の合計が多い選手に与えられます。もちろん1位通過するとポイントも多くもらえます。

山岳コースが苦手なため総合タイムを争うことのできないスプリンターが主に争う賞で、第4ステージでツールを去ったカベンディッシュとサガンはポイント賞の有力な候補でした。

その二人がいなくなった今、ポイント賞の証であるグリーンのジャージを最終的に誰が着ることになるのか、現状全く分かりません。

GoProの動画がおもしろい!

ところで、YouTubeにツール・ド・フランスの公式のチャンネルがあるのですが、毎日レース後のけっこう早い段階でその日の動画がいろいろ投稿されます。

その中に、GoProというアクションカメラで撮った動画があるのですけど、これがおもしろいんですよ!

選手の自転車などに複数つけられているものを編集してあるのですが、臨場感たっぷり!

レース中の選手の雰囲気や、たまにカメラの付いた自転車に乗っている選手が落車事故に巻き込まれたりとなかなか見られない映像です。

よくもまあ、こんなスピードでつめつめの車間距離で走れるもんだなあと改めて感心してしまいます。オススメの動画ですよ!

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大阪北部に生まれ育ったのんびり屋です。
わたしが実際に、

*訪れてみた場所・お店
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*ぼんやりと思った気持ち

などなどを好き勝手につづっています。

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2018年度阪急電鉄阪急電鉄『ブログdeバーチャル駅長』コーナーで阪急沿線のことについて紹介するブログを書かせていただきます。

2017年2月20日、有名ブロガーさんが発行する合同メルマガ『EdgeRank』へ寄稿させていただきました!
また、ライターとして月刊誌『CHINTAI 近畿版』にて、地域情報を紹介させていただいています!