「もー、今日はさっさとご飯食べて早く家に帰っちゃうんだから!」と思ったある日の仕事帰り。
頭の中の食べ物屋さんリストをくるくるとめくって「今日の晩ごはんはここ!」と決めたお店「吉野家」へ向かったところ、店頭に「牛すき鍋膳」のバナーが。
「もうそんな季節ですか…」などと感慨に浸りながらふとそのバナーの下のほうに目を移すと「地域限定 なにわ牛カレー鍋膳」の文字が。
冬限定メニューのさらに地域限定版…。これはブロガーとして食べなあかんよね!
Contents
吉野家のおなじみ 冬限定メニュー「牛すき鍋膳」
お持ち帰りもできる、野菜たっぷり牛すき鍋膳~♪
1人鍋でも寂しくない・・・。
⇒https://t.co/98f1pe3bJo#吉野家 #よっぴー #牛すき鍋膳 #ご当地鍋膳 pic.twitter.com/4qBBn6OmbV— 吉野家 (@yoshinoyagyudon) 2016年11月7日
吉野家のゆるキャラ「よっぴー」がなぜかネガティブコメントをつぶやいていますが、今年も登場の「牛すき鍋膳」。
冬限定メニューとしてすっかりおなじみになりましたね。もう今年で4年目なのだとか。
「牛すき鍋膳」はその名前の通り、すき焼き風に味付けされた一人鍋(うどん入り)と白ご飯・お漬物、そして生卵がセットになった、冬の寒さで冷えきった心を温かくしてくれるメニューです。
今年も!牛すき鍋膳が!でる~~~
なんと!半日分の野菜がとれる~~~#吉野家 #よっぴー #牛すき鍋膳 #予告 pic.twitter.com/EJFA76zc1A— 吉野家 (@yoshinoyagyudon) 2016年10月25日
今年の「牛すき鍋膳」は一日に必要な量の半分まで野菜を増量した、心だけでなく体にもうれしいメニューになっているそうですよ。野菜価格高騰のこのご時世に大丈夫なのかしら。
ちなみに、今年からはお持ち帰りもできるんだそうです。
お店では固形燃料が燃えてぐつぐつした状態でいただけるのですが、お持ち帰りの場合はどうなるんでしょうね。特にうどんがどうなっているのか気になる…。(漬物は持ち帰りには付かないそうです。)
【2016.11.17 追記】
あんまり気になってしまったので「牛すき鍋膳」のお持ち帰りをしてみました!
【2016.12.17追記】
2016年のご当地鍋、年末にリニューアルがされます。詳しくは新メニュー「関西うま塩牛鍋膳」の記事をどうぞ。
「なにわ牛カレー鍋膳」はリニューアルでなくなっちゃうみたいですよ!
「牛すき鍋膳」の地域バリエ! 5種類の「ご当地鍋膳」
地域限定!ご当地鍋膳、販売中だよ~♪
⇒https://t.co/homXpSayuB#吉野家 #よっぴー #牛すき鍋膳 #ご当地鍋膳 pic.twitter.com/H41j4FZw5B— 吉野家 (@yoshinoyagyudon) 2016年11月9日
さてさて、今年の「牛すき鍋膳」には地域限定のバリエーションがありまして、その名も「ご当地鍋膳」。
北から南まで、5つの地域によって提供されるメニューが変わるんだそうです。
- 北海道豚味噌鍋膳 :北海道・東北・北関東・新潟
- 横浜デミ牛鍋膳 :東京・神奈川・千葉・埼玉・山梨
- なごや鶏味噌鍋膳 :東海・富山・石川・福井
- なにわ牛カレー鍋膳:関西
- 博多とんこつ鍋膳 :中国・四国・九州・沖縄
けっこうざっくりな分け方な気がしますが(特に南と北)、わたしが住んでる大阪は「なにわ牛カレー鍋膳」です。
けど、北海道=味噌、博多=とんこつなどはわかりやすいけど、なんでなにわ=カレー…???
なにわ=カレー?:実はカレー粉発祥の地・大阪
なんで関西地域の限定メニューが「なにわ牛カレー鍋膳」なのかしら、と思って少し調べてみると、おもしろい記事を発見。
大阪ってカレーの街だったのか・・・!
進化続ける「カレーの街」大阪(謎解きクルーズ) :日本経済新聞 https://t.co/TDL7DVrXub— たまのみか@たまみか通信 (@tamanomika) 2016年11月14日
日本のカレー粉・カレールー・レトルトカレーの始まりはすべて大阪の企業だったんですね。ご存知でしたか?
また、大阪は他の都市に比べると、カレー店の件数も多く、その結果、競争も激しいからか多種多様な味が楽しめるカレーの街なのだそうです。
そういえば、いわゆるインド料理店ではないカレーライス専門店って大阪にはけっこうあるのですよね。実はわたしの「頭の中の食べ物屋さんリスト」にもまだご紹介はしていないけど、カレー屋さんが何軒か…。
そして上のツイートに対してこんな反応が。
@tamanomika 昨日大阪行ってたんですけど、コンビニでカレーコーナー(しかも1棚上から下まで!)があったのはそういう訳だったのですね笑
— うめだゆかり@お絵描きブロガー (@umedayukari) 2016年11月14日
どんだけ大阪人、カレー好きなんだ。(というか、よそのコンビニではカレーってそんなに置いてないんですか?)
上のツイートの続きにはわが家の食生活についての赤裸々な告白が続きますが、興味のある方はどうぞ。(たいした内容ではないです。)
ちなみに、わたしは家でカレーを作るときは、日経さんの記事の最後に出てくる日本初のカレー粉をつくったハチ食品のカレールーを使ってます。
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おいしいんだ、これ。
「なにわ牛カレー鍋膳」と「牛すき鍋膳」はそっくりだけどちょっと違う
前置きが少し長くなりましたが、本題の「なにわ牛カレー鍋膳」です。
目の前に運ばれてきた「なにわ牛カレー鍋膳」、パッと見は「牛すき鍋膳」とそっくりですが、いくつか違う点が。
まず、「あれ!!!」と軽く衝撃を受けたのは、「牛すき鍋膳」なら生卵が入っているはずの右下のとり皿が空っぽです。
そうですよね、すき焼きじゃなくてカレーですもんね…。ただなんとなくわかってはいても少しさみしさを感じます。熱々の一人鍋を卵で楽しみたい!ってかたは、是非追加でオーダーしましょうね。
ただ、卵の代わりというわけではないと思いますが、「なにわ牛カレー鍋膳」には荒ずりのゴマが付いてきます。それも結構な量。カレーのスパイシーな香りとゴマの香ばしい香りが食欲をそそりますよ。
「なにわ牛カレー鍋膳」の本体、鍋の具材自体は「牛すき鍋膳」と全く同じようです。牛肉・人参・白菜・ネギ・玉ねぎ・うどん・水菜のトッピング、という感じでしょうか。
他の地域の鍋写真を見ると、白髪ねぎや高菜が入っていたり、「北海道豚味噌鍋膳」・「なごや鶏味噌鍋膳」に至っては肉が牛肉ですらなかったりと違いがあるようですが、「横浜デミ牛鍋膳」と「なにわ牛カレー鍋膳」は「牛すき鍋膳」のスープのみが異なるバージョンのようです。
その辺りでもしかすると利益の調整などされてるんでしょうか?(ちなみに全国どこでも、ご当地鍋膳は並盛680円です。)
「なにわ牛カレー鍋膳」を食べて思い出すのはあの慣れ親しんだ味
肝心の「なにわ牛カレー鍋膳」のお味ですが、すき焼きの味でもなく、かといってカレーうどんのような濃厚なカレーの味でもありません。
ですが、目の前に運ばれてきた時から感じる懐かしい香り、そして、味。しばらく食べ進みながら「どっかで食べた、どっかで食べたよ、この味…」という思いが頭の中をぐるぐる巡ります。
カレー味なんだけど、カレーじゃない、いやいや、カレーには間違いないんだけど…。
そしてとうとう、わたしは気が付きました。
カップヌードルのカレー味ですよ、この味は!
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そういえば、カップヌードルを作った日清は元々大阪の会社。
よくよく考えるとカップヌードルのしょうゆ味に続く第二弾がカレー味っていうのも不思議ですよね。塩でも味噌でもいい気がしますけど…。
もしかするとその辺りも大阪人のカレー好きに関係があるのかしら…。
な~んて、ぬくぬくといただきながら考え込んでしまう、「なにわ牛カレー鍋膳」は奥深いメニューでした。