ある日の昼休憩時間中。コンビニでなんとなくぶらぶらしていたときのことです。
「あ~ここにもチキンラーメンポテトスナック売ってる~」なんてぼんやり思いつつふとすぐ隣を見てみると、ポテトスナックと似た別の品物が。
「チキンラーメンとのコラボ商品、ポテトスナックだけじゃなかった…!」と衝撃を受けた「ぼんち揚 元祖鶏ガラチキンラーメン味」についてご紹介します。
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ぼんちと日清のコラボ商品「ぼんち揚 元祖鶏ガラチキンラーメン味」
こちらの「ぼんち揚チキンラーメン味」、「チキンラーメンポテトスナック」と同様にチキンラーメンと酷似したパッケージングです。
縦長の袋ですので、ポテトスナックほどチキンラーメンぽくはないですが、コンビニによってはチーズやサキイカ、サラミなどの珍味売り場に陳列されてあったりして、もはやどういう食べ物なのか、アイデンティティが崩壊しています。
それにしても、なぜ同じタイミングでチキンラーメンとのコラボ商品が異なるお菓子メーカーから発売されているのか。
ポテトスナックのコイケヤ(フレンテ)は日清と資本提携している間柄のようだが…と思い調べてみると、なんと! ぼんち揚を製造するぼんち株式会社とも日清は資本提携をしているのでした。知らなかった…。
日清のサイトを見てみると、お菓子事業は日清グループの重要な成長分野と位置付けられているようです。コイケヤもぼんちも、日清が得意とする麺類と同じ粉もの企業。よく考えれば、シスコーンやココナッツサブレのシスコも今は日清シスコ株式会社と名を変え日清グループとなっているのでした。
関西人の心の友「ぼんち揚」
ところで、そもそも「ぼんち揚」というお菓子、みなさんご存知でしょうか。関西人にはとても馴染みのあるお菓子で、あまりにも当たり前のように身近にあるものですから、進学や就職などで関西を離れた関西人は「ぼんち揚」が実はローカルスナックであるという衝撃の事実に直面しショックを受けるといいます。
「ぼんち揚」はうるち米を用いた揚げせんべいで、甘辛い醤油味に油のコクが加わり、サクサクとした食感も相まって、米菓なのにスナック菓子のような感覚のお菓子です。
関東では同様のお菓子が天乃屋から「歌舞伎揚」という名前で売られています。「ぼんち揚」はダシが効いた揚げせんべいですが「歌舞伎揚」はしょうゆベースとのこと。それぞれうまく関西・関東らしさを表現しているのですね。
ただ最近、大阪のコンビニでも「ぼんち揚」よりも「歌舞伎揚」を見かけることも多い気がします。なんでだ…。仕入れの関係でしょうか、寂しい限りです。
「ぼんち揚 元祖鶏ガラチキンラーメン味」のお味は?
さて、「ぼんち揚 元祖鶏ガラチキンラーメン味」は果たしてチキンラーメンの味がするのでしょうか。
はっきり言ってしまいますと、「チキンラーメンポテトスナック」と比べるとチキンラーメン感は少ないです。
ですが、甘辛醤油のぼんち揚からかすかに感じるちょいジャンクなチキン風味。何も知らずに食べると普通のぼんち揚とあまり変わらないけれども、なぜかスナック菓子の雰囲気がする、という感じです。
原材料を見てみると、通常のぼんち揚には入っている昆布やカツオのダシの代わりにチキン・玉ねぎが旨み成分として配合されているようです。そのあたりがジャンクさとチキンラーメン風味の由来でしょうか。
ぼんちとコイケヤのさらなる衝撃のコラボ商品
今回のチキンラーメンとぼんち揚・ポテトスナックとのコラボ商品、実はチキンラーメンの誕生日(8月25日)を記念しての企画です。それぞれ単独でも馴染みのある商品がコラボすると、なんだかさらに親近感が増しますよね。
…なんて思っていたら、日清グループの義兄弟、ぼんちとコイケヤのコラボ商品を発見しました。その名も「ぼんち揚カラムーチョ味」…。
揚げおかきにチリソースの組み合わせ、例えるならお餅のキムチ和えみたいな感じでしょうか。ネーミングの響きとは裏腹にけっこうおいしそうですよね。