香川県といえば讃岐うどん!
イリコのダシにコシの強いうどん。リーズナブルなお値段で気軽に食べられ、そしてともかくおいしい!
高松へは男木島へ行ったりなんだかんだと、年に何度か訪れるのですが、そのときに必ずと言っていいほど立ち寄るうどん屋さんがあります。
数ある讃岐うどんの名店の中でも、地元の人に愛されている讃岐うどん屋さんらしさを感じるお店「さか枝」をご紹介します!
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香川県高松市中心地にある「さか枝」
「さか枝」は、香川県高松市にあるうどん屋さんです。
場所はこちら。
「さか枝」があるのは番町という高松市の中心地。
高松の街を南北に走る大通り「中央通り」を少し入ったところにお店はあります。目印としては、中央公園がわかりやすいかな?
すぐ近くには丹下健三建築で有名な香川県庁や香川県警、高松赤十字病院、香川大学などがあり、とにかく高松のど真ん中。地元のご近所さんや官公庁に勤める人たち、学生さんや観光客、いろんな人たちが訪れるうどん屋さんです。
「さか枝」へ行くには?
「さか枝」へ車で行く場合はお店のすぐそばに無料の駐車場がありますのでそちらを利用しましょう。
広い駐車場の、片側一列が「さか枝」の駐車場。10台以上がとめられます。
ただ、お昼どきはいっぱいになることもあるので気を付けてくださいね。回転が速いのでそんなに待つことはないとは思いますが…。お店の裏手にも数台分の駐車場がありますが、ちょっと狭めなのでとめにくいかも。
公共の交通機関を利用する場合は、電車だとことでん瓦町駅が最寄り駅。駅から歩いて15分ほどかな?
瓦町駅近くの商店街には「さか枝」の南新町店があるので15分かけて歩くかはちょっと悩ましいところですが、南新町店とこの番町のお店とでは、お店の雰囲気がだいぶ違います。(うどんはどちらもおいしいです)
JR高松駅からは歩けないこともないですが、20分くらいかかるかな~。以前、朝早くに高松駅から歩いたことがありますが、高松の街並みを眺めながらブラブラするのもそれはそれで楽しかったです。高松の街が初めてで、荷物が少ない方にはオススメします。
あまり歩きたくないという方は、ことでんバスがオススメ。中央通り沿いを走るバスだと「県庁通り中央公園前」、他にも「県庁・日赤前」や「亀岡町香川県薬剤師前」なんてバス停が近いです。
「さか枝」に行くのに迷ったら、とにかく香川県庁を目指すと間違いないかもです。県庁付近で近くにいる人に「さか枝どこですか?」と聞けば、だいたい教えてもらえると思いますよ。
地元の人に愛されるセルフの讃岐うどん店
高松市内にたくさんあるうどん屋さんの中で、なぜ「さか枝」についつい足が向いてしまうのかというと、讃岐うどん店独特のスタイルを味わえる、ということに尽きるかも。
香川県にはほんとにたくさんのうどん屋さんがあって、お店の雰囲気もほんとにいろいろ。席について注文するうどん屋さんから、山の中にある製麺所の一角でずるずるうどんをすするお店まで。
その中でも「さか枝」は地元の人に愛されているセルフスタイルのうどん店、という他の地域にはない讃岐うどんらしい魅力を気軽に感じることのできるお店だと思うんです。実際、テレビのニュースなどで「讃岐うどん店」の代表として取り上げられることも多いんですよ。
「さか枝」でのうどんの食べ方:セルフでも怖くないよ!
讃岐うどん屋さんのセルフというシステム、最近は全国チェーン店でも導入されているのでだいたいご存知ですよね。念のため、「さか枝」でどうやってうどんを食べるか、簡単に説明します!
「さか枝」の店内に入ると目を引くのは奥にど~んとかまえるダシタンク。お店に入るとまずそのタンクを目指して進みます。
タンクの奥にはカウンターがあり、値札が下がった辺りでお店の人に食べたいものを注文します。
かけ、ざる、釜揚げなどのうどんがありますが、とにかく安い! 200円ほどでとりあえずうどんは食べられます。
うどん以外にはおそばもありますし、サイドメニューとしておにぎりや、讃岐うどんにはなぜかつきもののおいなりさんもあります。
地元に人たちはよく「中天(ちゅうてん)」なんてオーダーしていますよ。「中天」とはかけうどんの中サイズにトッピングの天ぷらひとつ。お値段は300円ほど。安い…。
オーダーしてお金を払っていると、その間にもうすでに隣のカウンターに自分のうどんが丼に入った状態で用意されています。
カウンターの手前にはうどんを温められるようお湯がはられていて、備え付けのざるに自分でうどんの玉を入れて温めます。わたしは猫舌なので、いつも温めずにそのままいただいてます。
そのあと、さらに進むと天ぷらのコーナーがあって、お金を払った分の天ぷらを自分で取ります。
「さか枝」で食べられる天ぷらは日によって違うかもしれませんが、鶏天や香川名物の練り物の天ぷら、フライものなどいろんな種類がありますよ。
そのあと、お冷をもらってクルリと振り返ると、ネギ、生姜、胡麻、天かすがセッティングされています。常識の範囲内でトッピングしましょう。ネギはひとりスプーンで2杯までくらいにしましょうね。
そこまですんだらいよいよダシタンクへ。
いくつか注ぎ口があるのでおうどんの上にジャーッと。おだしはほどほどに熱いのでやけどにお気を付けて。
そのあとは、空いてる席に座って、いただきます、です。「さか枝」の店内は、壁際にカウンター、それ以外は長~い机の両側にイスが並んでいます。個別の座席はありません。
食べ終われば自分で空いた器をカウンターへ戻して、ごちそうさま、です。机を汚しちゃった場合は、机にあるふきんでさっと拭いておきましょうね。
ほどよいコシの食べやすいうどんにイリコ香るダシが旨い!
「さか枝」のおうどんは、もっちりとしたコシの食べやすいうどん。
讃岐うどんというとコシのある麺が特徴的ですが、お店によって堅めの歯ごたえのものから少し柔らかめのものまでいろいろ。
「さか枝」の麺は、どちらかというと柔らかめかな? ほどよい弾力で食べやすいです。とは言え、やはり讃岐うどんの麺ですから、麺の角が立った弾力のあるおいしい麺です。
わたしが個人的に好きなのは、「さか枝」のうどんダシ。讃岐うどんというと、麺について語られることが多いですが、うどんだしもとても特徴があるんですよね。
瀬戸内に浮かぶ伊吹島特産のイリコを使ったコクのあるダシは小麦の香るうどんと相性抜群。特に「さか枝」のダシはいろんなお店の中でも一番好きかも。
常連さんの中にもうどんを食べた後、空いた丼にひと口ダシを注いで飲んでる人もいます。うどんの入っていないストレートのダシは、また一味違うんですよね。
ただ、そのあたりもネギなどのトッピングと同じく常識の範囲内で…ね。
「さか枝」の店舗情報
お昼前後は近くの役所で働く人が行列を作る「さか枝」。ですが、どんどん食べてどんどん人が入れ替わるので、思ったほど待ち時間は長くないですよ。
また「さか枝」は早朝5時から営業しているので、ゆっくりうどんを食べたいときは朝早く行くのもオススメ。地元の人たちがテーブルの上に置かれた朝刊を読みながら、のんびりうどんを食べている雰囲気は、昼間のにぎやかさとまた一味違った風情です。
神戸から出ているジャンボフェリーで早朝高松入りしたような場合は、まず「さか枝」で腹ごしらえ、という人も多いと思います。
昼どきを過ぎて14時頃になると、またゆったりした時間が戻ってきますが、「さか枝」は閉店時間が早いので、その辺りはお気をつけくださいね。